ザ・ダ・ヴィンチ・コード

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なかなか面白い作品です。
久しぶりにハマった徹夜系の小説です。
2日間15時間であっというまに原作は読了してしまいました。

映画は酷評されてますが、、、
映画と小説はある意味別物と捉えられれば双方とも楽しめるんでしょうね。

大体、原作のもつテーマは映画には明確に出てきませんからね、、。
ズバリ筆者が言いたいことは小説の冒頭と筆者あとがきに書いてあるんですが、
これを映画に入れないところが、なんともナンセンスに感じるのですが、、
映画はハリウッド的娯楽作という立場で作られているのだから、
これは仕方がないんでしょうねぇ。

どちらにしても、本当にダ・ヴィンチ・コードを楽しみたいのなら
原作を読むべきです。
小説としての完成度やプロットの巧みさは相当のものです。

キリスト教や美術の知識など無くとも、
読み進めていけば自然に知識が身につくように構成されていますし、
薀蓄がクドクなく、ストーリー展開のスピードを落とさせない程度に配慮してあるんですね。
ゆえに、ガンガンとハイスピードで読んでいけるのです。

ただし、文中に出てくるキリスト教その他諸々の歴史的事実は
全てが事実という訳ではないので、
その辺を鵜呑みにするのは危険です。

その辺りのことをキチンと知りたいのなら、
その手の学術書で補完しましょう。

しかし、あくまでも内存するテーマは
小説の冒頭と筆者あとがきにあることに思い当たることを忘れないで欲しい作品ですね。

マイケル・クライトンがジュラシック・パークでクローン技術と生命倫理に関して世に訴えたことが、
ただの恐竜映画に成り下がってしまった事を思う時、
今回のダ・ヴィンチ・コードも受け手側の姿勢がそうなってきていることが
実に寂しいのであります。
宣伝者側に問題があったとも言えますがね、、。

映画では盛んに「ようは、何を信じるかだ!!」という脚本を連呼するのですが、
ようは、自分のまわりにある物事(宗教も含めて)をどう信じるかであり、
自分の信じ方次第で世界が変わってしまうという、
実にあやふやな世界で生きる我々を物語っているのが特に印象的です。

自分の両親や兄弟が本当に自分の親兄弟であるという自信はありますか?
確信はありますか?
DNA鑑定をしたという人でもない限り、確信なんて持てないですよね?
そういったあやふやともいうべき自信に基づいて生きているのが人間なんですな。

人は自分の見たいものを見るとはよく言ったものです。
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  by zuika-ku | 2006-06-06 03:05 | 映画レビュー

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